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健康・氣功

人生100年時代構想に必要なこと~健康年齢~

人生100年時代構想。
生活環境が良くなり、平均年齢が伸び、医療技術が発達してきたことで、
日本人の平均寿命は年々伸びてきました。

そしてこの度政府は、「人生100年」を見据えた取り組みが必要との見解で、
日本の教育制度や働き方を変え、一億総活躍社会を目指すというもの。

有識者には19歳の社長や82歳のプログラマーの方等、多様な方々がメンバーとなっていることも注目されました。

少子高齢化の日本において、労働人口は減り、今後の日本の行く末が暗いもののように感じる昨今。
それに対応すべく、教育制度や働き方の改革に取り組むことで、明るいものにしようという内容です。

確かに今のうちに手を打っておくべき事項だと私も思います。
少子化なのは、やはり子供を育てにくい社会情勢・環境だからだし、
高齢者の方々も一昔の前の高齢者と違い、バリバリで働く意欲も体力もあります。

私たちの世代が年金があてに出来ない一方で、高齢者の方々も年金だけに頼るのではなく、
生産することでより良い生活をして頂いた方が明るい社会だと思います。

さて、今回の構想会議で取り上げられてなかったように感じたのは、健康年齢について。
(会議ではあったのかもしれませんが、私が見た限りの報道では扱ってなかったので。)

平均年齢が伸びる一方で、健康年齢との差は男女ともに約10年の開きがあります。

「健康寿命」とは、
健康問題がなく、他の人のお世話にならず自活して生活を送れる状態でいられる期間のことです。
簡単に言うと、介護されずに元気に生きていられる期間です。
男性の場合、平均寿命が80.21歳なのに対し、健康寿命は71.19歳。
つまり、約9年間、介護生活や入院生活をした後に、最期を迎えているということです。
女性では、平均年齢が86.61歳、健康寿命は74.21歳なので、約12年間、介護や入院生活です。

つまり、いくら長く生きたとしても、その「生き方」が問題です。
人生100年と言っても、健康寿命は変わらず、平均寿命が伸びる一方では、
単に介護や入院している期間が長くなるだけです。
いかに健康寿命を伸ばすのかが重要な点です。

現代の日本社会では、ガンを始め、脳こうそくや糖尿病など、以前はさほど一昔前にはさほど多くなかった病気は増え、
ガンに至っては3人に1人~2人に1人の割合でなると言われる程です。

健康寿命をいかに伸ばすか。
それは薬やサプリメント等に頼らず、自ら免疫力を高めるケアを行うことです。
面白いことに、長寿の方を直撃した番組で多いのは、
その方の食生活や習慣等に着眼し、
そこには薬やサプリメントを飲んでいる長寿の方は見かけないことです。

もちろん、実際には飲んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
番組の構成上、そうしたシーンを使っていないだけという可能性も十分にあります。

しかし、長寿の方々の共通項として、食生活や生活習慣に気を遣い、自ら何かしらの健康法を行っているのは確かです。
その姿勢は、受動的なものではなく、自ら健康でありたいという積極的な姿勢です。

健康とは誰かから与えられるものではありません。
もちろん、それをサポートする人や方法はあります。
しかし、一番大事なのは本人が健康でありたいと想い、何かしらの行動をすることです。

残念ながら日本人の健康に対する意識は低いように思います。
アメリカでは健康保険制度はなく、医療費は100%負担のため、予防に力を入れています。
風邪で診断と薬をもらうだけでも何万円もするというのですから、
それだったら風邪をひかないようにと、予防に注力するのも分かります。

日本では基本的な医療費は3割負担で済んでいます。
そのせいか、安易に病院にかかったり、薬を処方してもらう人が多いように感じます。

もちろん、時と場合によって薬や手術は有効な手段の一つです。
私は決して西洋医学を否定しません。
しかし、そうなる前に取れる手段があります。

人生100年。
しかし、寝たきり期間が20年も30年もあっては、100歳まで生きる意味があるでしょうか?
健康に生きてこその100年。
ぜひ今から100歳まで元気でいられる健康法を普段の生活に取り込んでみてはいかがでしょうか。

by kikoublog | 2017-09-20 12:50 | 健康・氣功

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