ひょんな出会いからお誘い頂き、「写真プレゼンバトル」なるものに参加させて頂きました。
自分の好きな写真について3分間でプレゼンをし、
オーディエンスはプレゼン内容も含めて「シェアしたい!」と思う発表に票を入れてチャンピオンを決めるというもの。
単に写真のうまさを競うのではなく、どんな想いで撮ったのかも重要な要素というのが面白い。
写真の芸術性で言えば、良いカメラで、アングルにこだわり、技術を持って人に見せることになります。
しかし、求められているのは芸術性だけでなく、その写真を撮った背景や、どんなことを伝えたいかも含まれます。
同じ写真を見ても、人によってその捉え方は違います。
さらには、同じ風景を見ても、人によって感じ方が異なり、写真として切り取る場面が異なってきます。
そうしたものを写真一枚で伝えきるのは難しいもの。
スマホが当たり前の社会になり、写真を撮ることが日常的になった今、
SNSでは大量に写真が流れています。
写真は楽しむものなので、定義などは要りませんが、
何気なく撮ったものから、想いを乗せて撮ったもの、思い出に残しておきたいもの・・・
いろんな写真があると思います。
しかし、大量に流れていく写真の一つ一つについて語ることもないですよね。
プレゼンバトルでは、そうした写真の中から一つを選び、想いを乗せて伝える。
ありそうでなかったこと。
これは面白いです。
実は私は、当日の朝にイベントにお誘い頂いて参加しました。
そして、会場についてから、急きょ、発表者のお一人が間に合わず、発表枠が空いてしまったとのこと。
そこで、主催者の方から「野口さん、やってみます?」と軽い感じで言われ、
少し迷いましたが、せっかくの機会なので、恐れ多くも発表させて頂くことにしました。
後から、
「野口さんのノリはイイネ!」
「断っても良い状況で、やるフットワークの軽さがイイネ!」とお褒め頂きました。
嬉しい限りです。
さて、そこで私が発表した写真は、
実は以前にもブログに投稿した写真。
長野でオフロード車に乗せて頂いた時のもの。
写真としては対して面白みもないものですが、
前述のようにこのプレゼンバトルは背景も含めた内容だったので、
私自身を語れる写真が良いなと思ってチョイスしました。
プレゼンの内容としてはブログ記事ともほぼほぼ被りますが・・・
普段は公道というルールの基で車を運転していますが、
オフロード車はそうした規定のルールがないなか、自分で道を選んで走ります。
私は「自由に走ってごらん」と言われた時、全くどう走って良いか戸惑いました。
自由であるが故に、どうして良いか分からない。
普段はレールの上を走っているのに、途端にレールがなくなる。
私はこれまで両親や周りの方々のおかげで、一浪させてもらい大学に行き、
さらには大学院まで通わせてもらいました。
大学、大学院時代は国際協力や地域関係のボランティアに参加もしてきました。
そうした中で、NGOやNPO等で働くこと、ベンチャー企業で働くこと等も考えた時期もありました。
しかしそんな時、私は「一般的なレール」を外れて生きる自信が全くありませんでした。
憧れはしても、いざそうした選択は出来ませんでした。
そして一般的な大学生、大学院生と同じように就職活動をし、サラリーマンとなりました。
レールを外れるのが怖かったのです。
しかし今またレールを外れようとしている自分がいます。
オフロード車に乗った時、公道のルールから外れ、自由に走れる環境に放り出されました。
しかし、どうして良いか戸惑った自分。
これから一般的なレールを外れ、自ら道を作り出さねばならない環境。
そんな状況や心境がこの写真と被りました。
「道無き道を走った轍が道になると良いですねー!」
一緒にプレゼンした方から頂いた言葉です。
戸惑いながらも、走ってみて、道を作っていきたいです。
そして、周りの方々にいろいろ頼らせて頂きます!(←宣言w)
by kikoublog
| 2017-09-19 18:01
| あれやこれや